小学館ライトノベル大賞

ゲスト審査委員 広江礼威先生からのコメント

「型にはまる」ことが昨今のラノベ界隈だと聞きます。それは人気の傾向を研究した結果であったり、また編集部の意向であったり様々です。ですが、人の心を引きつけるものは、案外そういう決まり事の外側にポンとあるものなんじゃないかと。

自分では流行りと違う、下らない、つまんないと思っていても、ひょっとしたら人はそれを面白がってくれるかもしれません。是非見せて下さい。 登場人物の生き方に引き込まれ、吸い付く様にページをめくらせられ、読後はしばらく他の雑音を入れたくない、と思わせる程後を引く。 それがいい小説の法則です。それは文芸でも、ラノベでも変わりません。

キャラの妙、話の魅力さえあればジャンルなど飛び越えてしまうものです。 夜の寝床で、ニヤニヤしながらページをめくる手が止められない、そんな作品に出会える事を切望しています。

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